更年期外来(その7)
更年期になると性欲が衰えるのでしょうか?性の問題はタブー視されがちですが、恥ずかしいことではありません。女性は閉経すると、女性ホルモンが一気に激減して、ほてりなどの更年期症状が現れたり身体に不調が起こる健康な状態でないときに性欲はあまり無い。という意見が多いようです。
男性の場合はどうでしょう?男性ホルモンは20歳代をピークに少しずつ低下し、個人差も大きいです年齢とともに「疲労感・活力不足」「憂うつ感」「性機能障害」「性欲減退」が男性の主な不調です仕事のストレスなどによる疲れを訴える患者が多いのですが、そういう人は家庭でも親密な関係が薄れてしまっているケースが多いそうです。
外性器・内性器の変化によって、膣の乾燥やかゆみを感じたり性交時に痛みを覚える性交痛がおこるのです。膣が濡れにくくなり、膣粘膜がもろくなるのでちょっとした摩擦でも出血し、簡単に炎症が起り、細菌に感染することがあります。更年期の性交痛の改善には、不足したエストロゲンを補給することで改善もみられます。性交痛のみなら、弱いホルモン剤で作ったエストロゲンの膣剤もあります。
女性は生理がある間、心筋梗塞になる確立はきわめて低いです男性に比べ女性では45才ごろまでは圧倒的に発生率が低いのですが、閉経すると心筋梗塞の発生率が急に上昇してきます。エストロゲンは脂肪代謝を促す物質で脂肪を分解する働きがあります。また、血管を拡張する働きもあるので、エストロゲンが減少すると血圧も上がりやすくなります。
